理学療法士の給料ってどのくらい?
「理学療法士って、実際どのくらい給料をもらってるの?」
理学療法士として働いていると、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
同じPTでも、働く場所や年齢、経験年数によって給料は違います。
「自分の給料って低いのかな?」
「これから給料は上がっていくのかな?」
そんな疑問を、今回はマネリハ先生と一緒に考えてみます。
相談者「理学療法士って、給料どのくらいなんですか?」
相談者
「マネリハ先生、ちょっと聞きたいんですけど……」
マネリハ先生
「どうしました?」
相談者
「理学療法士って、給料どのくらいもらってるんですか?」
「自分がもらっている給料が高いのか低いのか、よく分からなくて。」
マネリハ先生
「なるほど。
じゃあ、まずは全国の理学療法士の平均から見てみましょうか。」
理学療法士の平均年収は約444万円
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、理学療法士の全国の賃金(年収)は443.6万円です。
また、平均年齢は36.2歳となっています。
| 項目 | 全国 |
|---|---|
| 年収 | 443.6万円 |
| 平均年齢 | 36.2歳 |
| 労働時間 | 月157時間 |
| 1時間あたりの賃金 | 2,282円 |
※厚生労働省「job tag」掲載データ。令和7年賃金構造基本統計調査を加工して作成。
相談者
「443万円くらいなんですね。」
マネリハ先生
「そうですね。
ただし、ここで一つ注意してほしいことがあります。」
「平均年収=自分も443万円」ではない
マネリハ先生
「443.6万円という数字は、あくまで全国の統計上の数字です。
年齢や経験年数、勤務先、役職、手当、賞与などによって、実際の給料は変わります。」
例えば、
- 20代の新人PT
- 30代のPT
- 管理職になったPT
- 病院で働くPT
- 訪問リハで働くPT
では、同じ理学療法士でも給料が同じになるわけではありません。
そのため、
「443万円より低いからダメ」
「443万円より高いから安心」
と単純に判断する必要はありません。
大切なのは、自分の年齢や経験、働き方と照らし合わせて考えることです。
理学療法士は年齢が上がれば給料も上がる?
相談者
「じゃあ、働き続けていれば給料はどんどん上がっていくんですか?」
マネリハ先生
「ここは、理学療法士として働くなら考えておきたいところですね。」
一般的に、社会人は経験を積むことで給与が上がっていくケースがあります。
しかし、
「PTとして長く働けば、必ず大きく給料が上がる」
とは限りません。
職場によって昇給額や給与体系が違うからです。
例えば、
- 毎年の昇給額
- 資格手当
- 役職手当
- 住宅手当
- 賞与
- ベースアップ
などによって、年収の伸び方は変わります。
つまり、理学療法士の給料を考えるときは、現在の月給だけではなく「これからどのくらい上がるのか」も確認することが大切です。
筆者の場合、23歳から30歳まででどう変わった?
ここからは、筆者自身の経験も少し紹介します。
私は23歳で理学療法士として働き始めました。
1年目の年収は、約280万円でした。
4月からの入職だったため、1年目は賞与が1回だったこともあり、年収はそれほど高くありませんでした。
そこから同じ職場で働き続け、30歳になった現在の年収は約450万円です。
つまり、
23歳:約280万円
↓
30歳:約450万円
となりました。
7年間で見ると、年収は約170万円増えています。
ただし、毎年大きく昇給していったわけではありません。
基本給の昇給は数千円程度で、年収が増えた理由には、
- 手当
- 賞与
- ベースアップ
- その他の給与制度の変更
などもありました。
この経験から感じたのは、
「理学療法士は経験年数が増えれば、必ず大幅に給料が上がる」というわけではない
ということです。
勤務先の給与制度によって、年収の伸び方はかなり変わってくると思います。
理学療法士の給料を考えるときに見るべき3つ
マネリハ先生
「じゃあ、今の給料が高いか低いかを考えるとき、どこを見ればいいと思いますか?」
相談者
「うーん……月給ですか?」
マネリハ先生
「もちろん月給も大切です。
でも、それだけではありません。」
理学療法士の給料を見るときは、次の3つを確認してみましょう。
① 現在の年収
まずは現在の年収です。
月給だけでなく、
基本給+手当+賞与
などを含めた年間の収入を確認しましょう。
② 昇給額
次に確認したいのが、毎年どのくらい給料が上がるのかです。
例えば、
「毎年5,000円上がる」
「数千円程度しか上がらない」
では、長く働いたときの差が変わってきます。
求人票を見るときも、現在の給与だけではなく、昇給制度や実際の昇給実績を確認できると安心です。
③ 賞与・手当
意外と見落としやすいのが賞与や手当です。
同じ月給でも、
「賞与が年間○か月」
「住宅手当がある」
「資格手当がある」
などによって、年間の収入は変わります。
転職などで給与を比較するときは、月給だけを見て判断しないことが大切です。
「給料が低い」と感じたらどうする?
相談者
「でも、周りの友達と比べると、自分の給料って低い気がするんですよね。」
マネリハ先生
「そう感じることはありますよね。
では、もし『給料が低い』と感じたら、すぐに転職したほうがいいと思いますか?」
相談者
「うーん……。
転職すれば給料が上がるかもしれないけど、今の職場にも良いところはあるし……。」
マネリハ先生
「そうですよね。
だからこそ、まずは『なぜ給料が低いと感じるのか』を整理してみるといいかもしれません。」
例えば、
「今の給料に不満がある」
↓
「なぜ?」
- 月給が低い
- 昇給が少ない
- 賞与が少ない
- 手当が少ない
- 周囲と比べて低い
- 仕事量に対して給料が見合っていない
- 将来的に給料が上がらなそう
このように分けて考えてみると、自分が何に不満を感じているのかが見えてきます。
理学療法士は「給料だけ」で職場を選ばない
給料はもちろん大切です。
でも、仕事は給料だけで決まるものでもありません。
例えば、
- 残業が少ない
- 人間関係が良い
- 休みが取りやすい
- 勉強会が少ない
- 通勤時間が短い
- 福利厚生が充実している
- 自分のやりたいリハビリができる
こうした条件も、働き続けるうえでは重要です。
筆者自身も、就職先を選ぶときには給与が高いことと残業が少ないことを重視しました。
実際に働いてみると、給料だけではなく、
「残業がない」
「ノルマがない」
「人間関係で大きなストレスがない」
といったことも、働き続けるうえで大きなメリットだと感じました。
だから、
「年収が高い職場=自分にとって良い職場」
とは限りません。
じゃあ、理学療法士の給料は高い?低い?
ここまでの話を整理してみましょう。
厚生労働省の「job tag」では、理学療法士の全国の年収は443.6万円です。
ただし、この数字はあくまで全国平均。
自分の年収が高いか低いかを考えるなら、
「平均と比べてどうか」だけではなく、
- 年齢
- 経験年数
- 勤務先
- 昇給
- 賞与
- 手当
- 労働時間
- 休み
- 人間関係
- 将来の給与
まで含めて考える必要があります。
マネリハ先生から最後に
マネリハ先生
「最後に、一つだけ考えてみましょう。」
「あなたは、今の給料に満足していますか?」
もし満足していないなら、
『もっと給料がほしい』
だけで終わらせず、
「なぜそう思うのか?」
「今後どのくらい給料が上がりそうなのか?」
「今の職場の良いところは何なのか?」
「転職したら何を変えたいのか?」
を一度整理してみてください。
給料を上げる方法は、転職だけではありません。
今の職場で働き続けるのか。
転職するのか。
副業を始めるのか。
支出を見直すのか。
将来に向けて貯金や投資をするのか。
選択肢はいくつかあります。
大切なのは、周りと比べて焦って決めることではなく、自分がどう働きたいのか、どう暮らしたいのかを考えること。
マネリハ先生は、そのための情報を一緒に整理していきます。
この記事のまとめ
- 理学療法士の全国の年収は443.6万円
- 全国の平均年齢は36.2歳
- 年収は年齢・経験・勤務先・手当・賞与などによって変わる
- 「平均年収=自分もその金額」と考える必要はない
- 給料を見るときは「現在の年収」だけでなく「昇給・賞与・手当」も確認する
- 給料が低いと感じたときは、まず「何に不満があるのか」を整理する
- 転職だけが給料や生活を変える方法ではない
出典: 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag|理学療法士(PT)」、令和7年賃金構造基本統計調査を加工して作成。

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