20代理学療法士の年収ってどのくらい?
「20代の理学療法士って、年収どのくらいなんだろう?」
「自分の給料は周りと比べて低いのかな?」
「30歳になるまでに、どのくらい上がるんだろう?」
理学療法士として働き始めると、そんな疑問を持つことがあります。
1年目はまだ給料が低い。
でも、経験を積めば上がっていくはず。
……とはいえ、実際にどのくらい上がるのかは分かりにくいですよね。
今回は、20代の理学療法士の年収について、マネリハ先生と一緒に考えてみます。
相談者「20代のPTって、年収どのくらいなんですか?」
相談者
「マネリハ先生、ちょっと気になることがあるんです。」
マネリハ先生
「どうしました?」
相談者
「私、20代の理学療法士なんですけど……」
「同じPTでも給料って結構違いますよね。」
「自分の年収が高いのか低いのか、よく分からなくて。」
マネリハ先生
「確かに、他の人の給料ってなかなか聞けないですよね。」
「では、まずは統計から見てみましょうか。」
20代の理学療法士の年収はどのくらい?
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」では、年齢別の賃金データが公表されています。
ただし、この年齢別の表では、
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士
が一つの職種区分としてまとめられています。
そのため、「20代の理学療法士だけ」の数字として、そのまま断定することはできません。
一方、厚生労働省のデータをもとにした理学療法士向けの集計では、20代の年収はおおむね次のような水準として紹介されています。
| 年齢 | 年収の目安 |
|---|---|
| 20~24歳 | 約338万円 |
| 25~29歳 | 約398万円 |
20代前半から後半にかけて、年収は上がっていく傾向があります。
ただし、これはあくまで統計をもとにした目安です。
勤務先、経験年数、賞与、手当、地域などによって実際の年収は変わります。
20代前半と後半では、約60万円の差
20~24歳では約338万円。
25~29歳では約398万円。
単純に比較すると、約60万円の差があります。
相談者
「結構違いますね。」
マネリハ先生
「そうですね。
ただ、『5年働けば必ず60万円上がる』という意味ではありません。」
20代後半になると、
- 経験年数が増える
- 昇給する
- 賞与が増える
- 手当がつく
- 役割が増える
など、さまざまな要因が重なって年収が変化します。
反対に、昇給が少ない職場であれば、経験年数が増えても年収があまり変わらないこともあります。
20代の理学療法士は「月給」だけを見ない
相談者
「じゃあ、求人を見るときは月給を見ればいいんですか?」
マネリハ先生
「月給も大切ですが、それだけでは判断しないほうがいいですよ。」
例えば、
月給25万円
と書いてあったとしても、
- 基本給はいくらなのか
- 手当はいくらなのか
- 賞与は何か月分なのか
- 昇給はいくらなのか
- 残業代は別なのか
によって、年間でもらえる金額は変わります。
特に20代は、これから何年も働くことになります。
だからこそ、
「今いくらもらえるか」だけではなく、「これからどうなるか」
を見ることが大切です。
20代の給料はどうやって上がっていく?
理学療法士の給与が上がる要因には、いくつかあります。
① 毎年の昇給
最も分かりやすいのが昇給です。
毎年少しずつ基本給が上がる職場もあれば、昇給幅が小さい職場もあります。
同じ「昇給あり」でも、実際にいくら上がるのかは確認したいところです。
② 賞与
賞与も年収を大きく左右します。
例えば月給が同じでも、
「賞与2か月」
と
「賞与4か月」
では、年間収入に大きな差が出ます。
そのため、求人を見るときは月給だけでなく、賞与についても確認しておきましょう。
③ 手当
住宅手当、資格手当、役職手当などがある職場もあります。
逆に、手当が少ない職場もあります。
「月給が高い」と思って入職したら、実は手当込みだった……ということもあります。
給与を比較するときは、基本給と手当を分けて確認することが大切です。
20代なら「今の年収」より「伸び方」も考えてみる
相談者
「でも、20代ならまだ年収が低くても仕方ないですよね?」
マネリハ先生
「もちろん、そういう考え方もできます。」
20代前半の頃は、まだ働き始めたばかり。
経験もこれから積んでいく時期です。
そのため、現在の年収だけを見て、
「自分は給料が低い」
と決めつける必要はありません。
むしろ考えてみてほしいのは、
「この職場で5年、10年働いたら、給料はどうなっているんだろう?」
ということです。
例えば、
「毎年少しずつ昇給する」
「役職がつけば手当が増える」
「資格を取得すると手当がつく」
など、将来的な給与の仕組みが分かっていれば、今の年収だけでは判断できないこともあります。
20代のうちに確認しておきたい「給与の4項目」
今の給料が気になっている人は、一度給与明細や就業規則、求人票などを確認してみましょう。
① 基本給
毎月の給与の土台になる部分です。
② 昇給額
毎年どのくらい上がるのか。
③ 賞与
年間でどのくらい支給されるのか。
④ 手当
住宅手当、資格手当、役職手当など、どんな手当があるのか。
この4つを見るだけでも、
「今の給料」だけではなく「これからの給料」
が少し見えやすくなります。
「20代で年収が低い=悪い」ではない
相談者
「SNSを見ると、同年代で年収400万円とか500万円とか書いている人もいて……。」
「自分より高いと、ちょっと焦ります。」
マネリハ先生
「SNSは、どうしても他人の一部分しか見えませんからね。」
年収だけを比べても、
- 労働時間
- 残業
- 休日
- 福利厚生
- 通勤時間
- 人間関係
- 仕事内容
までは分かりません。
例えば、年収が50万円高くても、毎月残業が多く、休日が少なければ、その働き方を自分が選びたいとは限りません。
だから、
「年収が高い人=幸せ」
とは限らないのです。
それでも「もっと給料がほしい」と思ったら?
相談者
「じゃあ、やっぱり給料を上げたいと思ったら、どうすればいいんでしょう?」
マネリハ先生
「まずは、なぜ給料を上げたいのかを考えてみましょう。」
例えば、
「生活に余裕がほしい」
「貯金を増やしたい」
「将来のお金が不安」
「結婚や子どものためにお金が必要」
「仕事量に対して給料が少ないと感じる」
理由によって、考えることは変わります。
給料を増やす方法も、
- 今の職場で昇給を待つ
- 役職を目指す
- 転職する
- 訪問リハなど別の働き方を検討する
- 副業を始める
- 支出を見直す
など、いくつかあります。
「年収を上げる=すぐ転職」
と決める必要はありません。
20代のうちに「自分の給料」を一度整理してみよう
20代は、これからの働き方を考えるにはちょうどいい時期かもしれません。
今の年収だけを見るのではなく、
現在の年収
↓
毎年の昇給
↓
賞与・手当
↓
5年後・10年後の給与
という順番で考えてみましょう。
そして、
「このまま今の職場で働きたいのか?」
「もっと給料を上げたいのか?」
「給料よりも休みや働きやすさを優先したいのか?」
を考えてみる。
答えは人によって違います。
マネリハ先生から最後に
マネリハ先生
「20代の給料を考えるとき、一番大切なのは『今いくらもらっているか』だけではありません。」
「これからどうなっていくのか。
そして、自分はどんな働き方をしたいのか。」
そこまで考えてみてください。
20代なら、まだまだこれから働き方を変えることもできます。
今の職場に残る。
転職する。
別の働き方をする。
副業を始める。
あるいは、今の職場で経験を積む。
どれが正解というわけではありません。
「自分はどうしたいのか?」
まずはそこから考えてみましょう。
この記事のまとめ
- 20代前半の年収は約338万円、20代後半は約398万円が一つの目安
- 20代前半から後半にかけて年収は上がる傾向がある
- ただし、年齢別の公的統計は複数のリハビリ・医療職をまとめた区分なので、PTだけの数字として断定しない
- 実際の年収は、勤務先・地域・経験年数・賞与・手当などで変わる
- 月給だけでなく、基本給・昇給・賞与・手当を確認することが大切
- 20代では「現在の年収」だけでなく「これからの伸び方」も考えてみる
- 年収だけで職場の良し悪しを判断する必要はない
- 給料を上げる方法は、転職だけではない
出典: 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」

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